中国語の「教室」と「カフェレッスン」の違い

3.中国語を学べる環境や学習方法について

2017年06月15日 16時10分

日本国内には、さきにご紹介した中国語教室(学校)やカフェレッスンのほかにも色々な学習環境があります。
どの学習環境が一番良いかということは断言できませんが、学習者にそれぞれに合った学習環境を見つけだすことが何よりも大切であるといえます。
評判の良い環境であっても、自分にとっては全く合っていなくて学習効果がなかなか上がらないときには、
早いうちに環境を変えて勉強をしたほうが時間もお金も無駄にすることはないでしょう。
 
継続は力なり「独学」で中国語をマスターする
最初にご紹介する学習環境の一つ、それが「独学」です。
環境というよりは、学習方法ともいえますが、地道にコツコツと勉強していけるタイプの方には独学は大変おすすめです。
独学に必要なものは、中国語学習のための参考書です。
ありとあらゆる参考書を買い集める必要はないので、初級者の方であれば色々なことが書かれている参考書をまずは一冊購入しましょう。
書き方や見やすさなどは書籍によって異なりますが、伝えたいことはどれも同じことなので購入した一冊をとにかく数回やり切りましょう。
 
・独学のメリット
「独学のメリット」は、誰にも邪魔されることなく自分のペースで進められることです。
空いている時間を使って、好きな場所で好きな時に中国語学習を進められます。
それに、費用がかからないこともメリットの一つです。
レッスン料金がかからないですし、唯一参考書を購入する費用だけがかかるくらいです。
中国語学習に費用をかけたくない人は、独学で勉強したほうがいいでしょう。
 
・独学のデメリット
「独学のデメリット」は、目的が定まっていないと途中で諦めやすいということです。
誰かに学習頻度を管理されているわけではないので、すべてのことに自主性を持たなければ独学は長く続けられません。
中国語を勉強する目的や目標がないとモチベーションを高く保つことができませんし、自主性をキープするのも難しくなるでしょう。
また、独学には、間違った中国語を習得してしまう危険性があります。
中国語の基本は、発音や声調といった基礎です。
発音や声調は、実際に生きた中国語を聞いて、話し方などを目でみることが大切です。
独学で生きた中国語に触れる機会は、参考書についてきた教材のCDの音声やDVDの映像くらいです。
だからこそ独学で中国語の基礎を正確に習得するためには、CDやDVDだけでなく、
中国語のネイティブスピーカーと話す機会をたまに設けるなどして工夫を取り入れることが大切です。
 
最近流行っている「オンライン学習」で気軽に中国語学習
インターネット環境が整っていて、パソコンやスマートフォンがあるという方には、「オンライン学習」がおすすめです。
最近流行っている中国語の学習方法であり、環境も選ばないことから世界各国に暮らすネイティブ講師から生きた中国語のレッスンを受けることができます。
オンライン学習を自宅で活用しているという人が多いようですが、社員の語学教育を行いたいという企業がオンライン学習を取り入れていることもあります。
オンライン学習の特徴は、時間を選ばずに好きなときに学習できることや、費用がかからないことなどです。
 
・オンライン学習のメリット
オンライン学習のメリットは、だれでも簡単に始められるということです。
その理由はいくつかあり、まず一つに費用がとても安いということです。
中国語教室に支払うレッスン料金にくらべ、オンライン学習の一回のレッスン料金は三分の一ほどで済むことがほとんどです。
環境が整っていれば導入が簡単ということも、中国語学習を始めやすいポイントです。
オンライン学習は、その名のとおりインターネットが繋がっているパソコンやスマートフォンなどがあれば、世界中の中国語話者と話すことができるのです。
このほかにも、オンライン学習のメリットはあります。それが、講師を自分で選べるということです。
中国語のオンライン学習サイトでは、世界中の中国語講師が登録をしているため、講師の自己紹介ページや実績などを見ながら、
レッスンの予約を入れることができます。
中国語学習の効率を上げるためには、講師との相性がとても重要です。
教え方や性格が合わないと思ったら、次のレッスンでは違う講師を選べばいいですし、
教え方が分かりやすいなと思ったときには同じ講師で次もまた予約をするといいでしょう。
 
・オンライン学習のデメリット
メリットに講師を自分で選べるということがありましたが、オンライン学習では講師の質に差があり過ぎるといったデメリットがあります。
講師の自己紹介欄には、基本的なことが記載されているのですが、それだけでは講師の質を判断することができないのです。
だからこそ、何度レッスンを受けていても講師の質が悪ければ、なかなか中国語の学習効果がみられなかったり、
無意味と感じてしまったりすることがあるのです。
また、もし運よく自分に合う中国語講師を見つけられたとしても、人気講師は予約が取りにくいといったデメリットがあるのです。
評判のいい講師は、人気が集中することが多いので、空いている時間はいつも予約がいっぱいでレッスンを受けられないということあるのです。
人気の講師であればあるほど、毎回レッスンが受けられるという保証がなくなるので、結局はほかの講師のレッスンを受けなければならないのです。
 
マンツーマンで学ぶなら「教師派遣(家庭教師)タイプ」
「教師派遣タイプ」や「家庭教師」は、家庭や特定の場所にて中国語講師や教師から中国語を教えてもらうタイプの学習方法です。
学習環境は、自宅の場合もあれば、会社のように特定の場所に指定して行うこともあります。
派遣型の中国語レッスンでは、指定した日時と場所に講師がやってきて、マンツーマンの中国語レッスンを受けることができます。
突然、中国への企業研修が入ったときには、短期間である程度のビジネス中国語を習得する必要があります。
働きながら中国語学習をするのは難しいので、希望した日時や場所に講師や教師を派遣してもらって、短期集中型で中国語学習を進めるのがおすすめです。
 
・教師派遣(家庭教師)タイプのメリット
教師派遣(家庭教師)タイプのメリットは、徹底的に中国語を学べるということです。
とくに、自宅や会社に派遣されるような講師の場合は、中国語の指導に長けており、経験も豊富な熟練講師であることが多いからです。
そして、このような講師に一対一のマンツーマンレッスンを受けられるということで、短いレッスンの中でも効率よく中国語を学ぶことができるのです。
時間を選べる教師派遣タイプは、空いている時間を無駄にしないで中国語を勉強することができます。
会議が多かったり、残業が多かったり、海外への企業研修が多かったりする会社員の方は、
毎月のスケジュールが立てられないほど忙しいということも多いでしょう。
そのため、レッスンの日時が固定されてしまうと、その時にレッスンに参加できないということがよくあるのです。
一方で、教師派遣タイプであれば、講師との都合が合えば空いた時間に中国語レッスンを入れることができるので、時間に融通がききやすいのです。
 
・教師派遣(家庭教師)タイプのデメリット
レッスン料金が高いことが教師派遣タイプのデメリットです。
マンツーマンであり、さらに講師や教師に派遣してもらって中国語レッスンを受けられるので、レッスン料金が高額になるのは必然的ともいえます。
それでも、費用が高い分、短時間のレッスンでもマンツーマンでびっしり中国語を学べるので、費用対効果は非常に高いといえるのです。
講師の指導力によっては学習効果が異なるという点では、少し注意が必要です。
これは教師派遣タイプだけに限らないのですが、中国語を学ぶうえでは中国語講師の指導力が大きなポイントになるからです。
もしも最初にきた講師の教え方がよく分からなくて、自分には合っていないと思っていても、
マンツーマンなので講師の変更を言いだしにくいということがあるのです。