これから中国語を学ぼうと考えている方は、まずなにから始めて、どこで勉強しようかなと考えている人も多いのではないでしょうか。
中国語を効率よく勉強するためには、中国語をどこで勉強するのかという「環境選び」がとても重要になります。
そして、日本ではとてもラッキーなことに中国語を学べる環境が多いため、選択肢もたくさんあるのです。
そこで先ずは、中国語を学びたいという人が多く集まる「中国語教室」や、
最近よく注目されている「カフェレッスン」の基本や違いなどについてご紹介していきます。
 
 
１．中国語の「教室」と「カフェレッスン」の違い　　　　　　　
中国語をどこで勉強する？と考えたときに、最初に頭に浮かびそうなのが「中国語教室（学校）」ですよね。
英語を勉強するための英語教室や英会話教室があるように、中国語を勉強するために中国語教室や中国語学校があります。
中国語は、なによりも発音や声調といった基礎が大切な言語です。
そのため、基礎を学ぶ段階だけは中国語教室に通って、正確な中国語を学ぶことが大切なのです。
 
中国語教室（学校）とは？
「中国語教室（学校）」とは、その名のとおり中国語を学ぶための施設です。
中国語を専門にしている教室なので、中国語を学びたいという人がたくさん集まってきています。
中国語教室には、中国語のネイティブスピーカーの熟練講師をはじめ、中国人留学生のアルバイト講師、
中国語を専門的に勉強してきた日本人講師など、いろいろな講師が在籍しています。
また、つぎに詳しく説明していきますが、中国語教室にはプライベートレッスン（個人レッスン）とグループレッスンというレッスン体系があります。
相性のいい講師に出会えるかどうか、そして、自分に合ったレッスン形態を受けるかによって学習効果が大きく異なるので、
中国語教室は慎重に選ぶようにしましょう。
 
・中国語教室のプライベートレッスン
だれかといっしょだとレッスンに集中できない、数ヵ月後には中国への企業訪問が決まっているので
短期間のあいだに集中して中国語を習得したいといったときには、「中国語教室のプライベートレッスン（個人レッスン）」がおすすめです。
文字どおり、中国語講師と一対一の環境で、中国語を教えてもらえるのが「プライベートレッスン」の特徴です。
生徒一人に対して一人の講師がつくので、ほかのシステムに比べると費用は割高になります。
プライベートレッスンであれば、ほかの生徒に気を遣わずに分からない部分は何度も繰り返し質問することができますし、
レッスンのスケジュールも自分の予定に合わせて組むことができることがメリットです。
 
・中国語教室のグループレッスン
グループレッスンは、複数の生徒に対して講師が一人ついてレッスンを行うタイプのレッスンです。
中国語教室により人数は異なりますが、3～4人のグループレッスンの場合もあれば、10名という大人数でレッスンをすることもあります。
一人の講師に対して複数名の生徒がいるので、レッスン料金は個人レッスンにくらべると安くなります。
グループレッスンは、人によってメリットにもデメリットもなりえます。
メリットは、同じ目標に向かっている学習者たちといっしょに頑張れるということ、そして中国語に関する情報交換ができることなどです。
一方で、デメリットになる点が、レッスン中に発言する回数がプライベートレッスンに比べると拡大に少ないということです。
恥ずかしがり屋な人にとっては、人前で中国語の発音をするのが苦手ということもあるため学習効果が上がりにくいのです。
もしそのような時には、グループレッスンよりもプライベートレッスンを受けたほうが良いでしょう。
 
カフェレッスンとは？
つぎに、最近よくみかける「カフェレッスン」の基本についてご紹介します。
カフェレッスンというだけあって、カフェで中国語のレッスンを受けるのだろうなと半ば想像できてしまいますが、
そのシステムについてはあまり知らない人も多いのではないでしょうか。
 
・カフェレッスンのシステム
カフェレッスンとは、その名の通り「カフェで中国語レッスン」を受けられる学習方法です。
通学タイプの中国語教室を開きながらも、カフェレッスンを一つのレッスンタイプとして取り入れている教室もあります。
普通なら中国語教室に通って中国語レッスンを受けるようになりますが、カフェレッスンのシステムは生徒と講師で事前に打ち合わせをした日時に、
教室ではなくカフェで中国語レッスンをするのが特徴です。
カフェレッスンにすると、自分の空いている時間に自分の好きなカフェに講師を呼ぶことができるのでとても自由度が高いのです。
そして、堅苦しさのないカフェであればリラックスした状態で中国語を学ぶことができるといった効果もあります。
 
・カフェレッスンの注意点
カフェで中国語のレッスンを受けるときには、いくつか注意したい点があります。
先ず一つに、カフェにはほかにもお客さんがいるということを忘れてはいけません。
もちろん大きな声でレッスンを受けることはないかと思いますが、集中して夢中になってしまうと周りが見えなくなってこれが大きくなり、
周囲に迷惑をかけることがあるからです。
もう一つの注意点、それは、カフェレッスンはビジネス中国語には向いていないということです。
カフェレッスンの特徴は、空いている時間で中国語を好きな場所で学べる自由さでもありましたが、
本格的な中国語を学んだり、仕事でつかえるビジネス中国語を学んだりするためにはあまり期待できません。
どちらかというと、中国語に触れてみたい、簡単な会話ができるようになりたい、中国語を話す知り合いに出会いたいなど、
中国語の初心者の方に向いている学習方法といえます。
カフェレッスンは、レッスン料金は後払いが基本ということにも注意しましょう。
通学タイプの中国語教室では、レッスン料金が定額です。
一方で、カフェレッスン場合は、一回ごとのレッスン料金はレッスンが終わったあとに講師に直接払うようになります。
よって、先払いというカフェレッスンの場合には注意が必要です。

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