中国語の「教室」と「カフェレッスン」の違い

2.中国語教室とカフェレッスンの違いは?

2017年06月15日 16時09分

中国語教室とカフェレッスンの基本を知ったところで、さっそくそれぞれの学習方法の違いについて見ていきましょう。
 
違い① 学習場所
中国語教室とカフェレッスンの最大の違い、それはやっぱり「学習場所」です。
中国語教室は、特定の場所にある教室や学校に通い、いつも同じ場所で中国語のレッスンを受けます。
毎回場所が決まっているので、会社や自宅から近いと通学をするのに便利です。
一方で、カフェレッスンは受講者の希望に合わせて、毎回学習場所を変えることができます。
この日は会社に近いカフェで、あるときは自宅に近いカフェで・・・、といったように学習場所のバリエーションはとても豊富です。
環境を変えたほうが楽しく勉強できるという人は、学習場所を変えられるカフェレッスンがおすすめです。
 
違い② 人数
中国語教室もカフェレッスンも、レッスンを開講している学校や人によって「人数」が異なります。
中国語教室は、一般的にグループレッスンと個人レッスンに分かれています
レッスンの特徴やメリット、デメリットなどを理解したうえで、自分に合うレッスン体系を選ぶようにしましょう。
カフェレッスンは、一般的には講師と生徒が一対一で行うのが基本です。
ほかにも生徒がいるわけでないので、短時間でも中国語を集中して学ぶことができます。
また、カフェレッスンの中には、カフェを貸し切ってほかの生徒いっしょにグループレッスンになることがあります。
このような場合には、積極的にレッスンに参加していかないと、中国語学習の効果があまり上がりにくいこともあるでしょう。
個人的に中国語を学びたいと思うのであれば、講師からマンツーマンでレッスンが受けられるカフェレッスンや
中国語教室の個人レッスンを受けるのがおすすめです。
 
違い③ 自由度
自由度でいうと、「カフェレッスン」のほうがメリットは高いでしょう。
カフェレッスンの特徴は、自分の好きな日時に、自分の好きな場所で中国語のレッスンを受けることができることです。
空いた時間を有意義に使えるという点では、非常に自由度が高いといえます。
中国語教室のグループレッスンは、あらかじめ決められた日時のレッスンを受けるようになるので、
その日は都合が悪くて参加できなくても、自分なしでレッスンが進んでしまいます。
休んだ日数が多いほど、ほかの生徒に後れをとってしまいます。
また、個人レッスンの場合はグループレッスンに比べると日時の希望がしやすいのですが、教室に通わなければならないので、
この日は違うところでレッスンを受けられるといったカフェレッスンのような自由度はありません。
 
違い④ 料金
中国語教室のグループレッスンとカフェレッスンを比べると、グループレッスンを受けた方がレッスン料金を安く抑えることができるでしょう。
それに、中国語教室の料金の支払い方法は、月謝制やチケット制などが基本です。
一方で、カフェレッスンは基本的にはレッスンを受けたあとに講師に直接後払いします。
個人で行っているカフェレッスンの場合は、後払いでその都度レッスン料金を支払うのが基本です。
間違っても一度に支払いをしてしわないように気をつけましょう。
万が一、支払いをしたあとにそれが詐欺だったと気付いても、払ったレッスン料金はまず戻ってくることはないからです。
 
違い⑤ 講師の質
中国語を独学ではなく誰かから教えてもらうときには、「講師の質」がとても重要なポイントになります。
中国語教室では、中国語の指導方法をきちんと理解していて経験が豊富な熟練講師もいれば、中国人留学生で経験も乏しいアルバイト講師ということもあります。経験の乏しい講師に教わるよりは、やっぱり経験豊富な講師に教わった方が学習効果は高いので、
できればそういった講師が多い教室を選んで通ったほうがいいでしょう。
一方、カフェレッスンの講師の質は、本当にマチマチです。
カフェレッスンを斡旋する会社によっては、毎回担当する講師がランダムに変わることもあれば、固定制の場合もあり、
さらには生徒自身が講師を選べる場合もあります。
初歩的な中国語レッスンが中心になるのが、カフェレッスンの特徴です。
そのため、講師のほとんどがアルバイトであるということも多いので、中国語レッスンの経験が乏しいことが多いのです。
 
違い⑥ カリキュラムのバリエーション
中国語教室とカフェレッスンでは、「カリキュラムのバリエーション」に違いがあります。
中国語教室では、初級者向けや中級者向け、そして上級者向けにクラスがあり、ビジネスのため、検定合格のため、
日常会話の習得のためと目的別にカリキュラムやコースが分かれているのが特徴です。
カフェレッスンはというと、基本的に講師のレベルが初級者向けの中国語しか教えられないことが多いのです。
そのため、中級者や上級者、そしてビジネス中国語やさらに高度な中国語を学びたいという人にとってカフェレッスンは不向きだといえます。
 
中国語教室とカフェレッスンではどっちがおすすめ?
中国語教室とカフェレッスンの違いをいくつかご紹介しましたが、ここで疑問になるのがどちらの学習形態を選ぶかということです。
中国語教室とカフェレッスンのそれぞれの特徴をみていると、自分の正確や目的に合っているのはどっちなのかを判断しやすくなるでしょう。
例えば、中国語を勉強したいけど空いている時間だけ勉強したいという人にとっては、
カフェレッスンのような自由にレッスン日時や場所を選べるタイプの学習方法がおすすめ
です。
また、中国語を長期的に勉強しようと思っている人は、初級から中級、そして上級まで段階ごとにじっくり勉強できる中国語教室での学習がおすすめです。
それに、短期間でビジネス中国語を習得したいと思っているときには、中国語教室であればさまざまなカリキュラムが揃っているので、
目的に合うレッスンを選んで効率よく中国語を習得することができます。
 
ここまでは、中国語教室とカフェレッスンの違いを知るために、それぞれの基本情報や違いなどに注目してご紹介してきました。
これらの内容をみていて、どちらも自分には合っていないのではないか、ほかにも学習環境があるのではと思っている方は、
次にご紹介する内容を参考にしてみてください。
学習環境によって特徴やメリット、それにデメリットがあるので色々な情報をもとに、失敗のない中国語学習を実現させていきましょう。